こんにちは、保育士講座主任講師の高坂です。
いきなりですが、保育士試験の筆記試験科目って、多くないですか?
福祉やら栄養やら音楽やら、いろんな内容が盛りだくさん、しかも9科目!
正直、教材の山を前に、途方に暮れてしまいますよね・・・
でも、この教材の山、これを富士山*としますと、ちょっとの工夫で、谷川岳*くらいの山にすることができるんですよ。
*富士山…標高3,776m・谷川岳…1,977m
その工夫を、「9科目ラクラク分類法」といいます。
さあ、今から皆さんを登山にご招待しましょう!
「9科目ラクラク分類法」とは、
1.9科目を関連科目で分類する
2.各科目を出題分野で分類する
3.1と2のつながりを意識して学習する
の3段階で進めていく学習方法です。
1.9科目を関連科目で分類する
この方法については、皆さんにはガイドブックや「デジタル学習サイト」の動画にて、ご紹介していますね。
念のため確認しておきますと、試験科目の9科目は、学習内容を基に以下の通りに分類することができます。この分類を関連科目と位置づけましょう。
学習の際は、この分類ごとの山を、1つずつ登っていきます。
この山のまとまりは学習内容が似ています。
したがって、似た内容=関連科目を繰り返し学習することになるので、知識が整理でき、また学習時間を短縮することができます。
皆さんは、ここで4つの山に登りましょう。1つの山は、規模としては高尾山*レベルなので、それほど困難ではありません。
*高尾山…599m
2.各科目を出題分野で分類する
皆さんが学習される各科目には、試験によく出る傾向としての出題分野があります。テキストを学習する際、レッスン1から順番に学習してもいいのですが、この出題分野のまとまりごとに学習した方が、実は効率的です。
山の中で山菜採りをするとき、同じ山菜を1つのビニール袋に入れていった方が、
あとの調理にらくちんですよね。それと同じで、出題分野が同じレッスンをまとめて学習しておくと効率的に学習が進むということに加え、実際の試験の際、より凝縮された知識として、問題に臨むことができますよ。
以下の表は、関連科目と出題分野をまとめたものです。
3.1と2のつながりを意識して学習する
ここまで、関連科目と出題分野で分類する方法を確認してきましたね。
頂上まではあと一歩です。
ひととおり1と2の方法で学習を進めたら、今度は高尾山で鍛えた足で、いよいよ谷川岳に登りましょう。 関連科目と、出題分野、これを交錯させるのです。
2で提示した表をご覧ください。今度は出題分野の1分野をピックアップしてみましょう。
たとえば「保育所保育指針」なら、「保育原理」「保育実習理論」「保育の心理学」「児童家庭福祉」「社会的養護」に含まれています。次の学習では、今度はこの同分野を、科目をまたいで学習していきます。すると、出題分野の知識が複数の視点で確認でき、試験の際、どのような切り口で出題されても、すんなり解けるようになってくるはずです。
いかがでしょう。この「9科目ラクラク分類法」だと、富士山を苦労して登らなくてはならなかったのに、高尾山を、草花を愛でながら4回登ることになります。
そしてその結果、高さとしては谷川岳の頂上にたどり着いただけで、登山の目標を達成してしまうのです。
今、もしも富士山登山の途中であれば、一度立ち止まってみてください。
この登山は、途中からでも行先を変更することができます。
「9科目ラクラク分類法」で、頂上=合格に、ラクラクたどり着きましょう!!
▼保育士講座の詳細はこちらから
http://www.u-can.co.jp/offpc/Tr.do?k=1&id=2343&c=5296RAym01&vl=_manabiessta_170329_seq45